星を継ぐもの

ジェイムス・P・ホーガン 著 /

かれこれ30年以上前に書かれたSFですが、全く古さを感じない!

それどころか、あまりの斬新な発想や解釈にただただ感動!


人類が月に探索に行きはじめる近未来。

ある日、月面で真紅の宇宙服を身にまとったミイラ化した死体が発見される!


しかしその死体は、どの月面基地の所属でもなければ、地球上の住人でもない・・・さらに体組織を調べると、我々人類と姿形は同じだが、なんと!5万年前に死亡していたという事実が判明する!というオープニングで始まります。


なぜ5万年も前に我々と同じ人類?が存在していたのか!?

その驚愕の事実を物理学、生物学、言語学、進化学・・・様々な研究分析で解明していきます。

その過程が、実に面白く、知的好奇心をくすぐります。


時に荒唐無稽に思われる世界観も、謎解きの面白さも相まって、真実味をましてきます。

そして全く予期せぬラストが我々人類に大きな感動を与えます!



読んだら忘れないための備忘録

歳を重ねるにつて、読んだ端からすぐ忘れては、本屋でお気に入りの本を手に取り、帰ってみたら、自宅の本棚に全く同じものがある光景に辟易してしまう。 そんな負の連鎖を極力避けるべく、またせっかくの学びをより確かなものにするための備忘録です。

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