琳派〜最速入門〜

和樂ムック誌 /

  

「琳派(りんぱ)」とは直接の師弟関係を持たず、その作風や構図、技巧に影響され、自らの作風にアレンジし、紡ぎだされる天才絵師たちの華麗なる系譜(流派)。

 

「琳派」の最盛期は江戸時代で、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)と俵屋宗達(たわらやそうたつ)のゴールデンコンビがその構図や技法といったフォーマットを完成し、尾形光琳(おがたこうりん)というスーパースターで沸点に達し、その後、酒井抱一(さかいほういつ)、鈴木基一(すすききいつ)へと脈々と受け継がれる。

  

まあ、その特徴たるや豪華絢爛でいて、どこか寂しげでもあり、斬新なデザインセンスや構図の切り取り方まで、まさに古典でいてモダン!

現在でも、様々なアーティストに影響を及ぼす「琳派」の影響力はほんと凄まじい!

 

まあ、百聞は一見に如かずで、「琳派」の世界に触れてみてください。

 

~琳派誕生四百年記念~

「琳派京を彩る」 10/10~11/23

京都国立博物館

 

そこで、以下の点を踏まえるとさらに楽しめます!

 

絵画を見る上で大切なことは、その作家の生い立ち、制作環境、時代背景や技法を前もって知っておくこと。そうすることによって、平面的な絵画にぐっと深みが増し、その作家の息づかいや時代の息吹が感じられ、ドキドキワクワク感が半端なく味わえます。

美術鑑賞に余りピンとこない方はには、きっとこの工程が抜けてるんですね。

 

とにもかくにも、この琳派展!かなりヤバい!

江戸のスーパースター絵師が一堂に会するなんてことは滅多にない!

 

今からワクワクドキドキが止まりませんね~

 

★ハッとしてグッとポイント★

もともとこの流派には名前はありませんでしたが、中心人物の光琳の「琳」という字をとって、「琳派」と後に名付けられたとさ。



読んだら忘れないための備忘録

歳を重ねるにつて、読んだ端からすぐ忘れては、本屋でお気に入りの本を手に取り、帰ってみたら、自宅の本棚に全く同じものがある光景に辟易してしまう。 そんな負の連鎖を極力避けるべく、またせっかくの学びをより確かなものにするための備忘録です。

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