センスは知識からはじまる

水野学 著 / 

 

そもそもセンスがいいとはどういったものだろうか?

それは奇を狙ったものではなく、尖がったものでもない。

「センスの良さ」とは数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力である。

 

例えば、おしゃれもかっこよさもかわいらしさも数値化出来ない。

しかしそのシーン、その時に一緒にいる人、自分の個性に合わせて、服装の良し悪しを判断し、最適化することは出来る。

高級なスーツをびしっとキメるよりも、Tシャツ&ジーパンのスタイルがその人に合っていれば、そちらのセンスが当然良くなる。

 

センスとは、様々な環境や条件などによって、常に変わっていき、最適化を目指すこと。

 

では、センスの判断基準は一体何かと問われれば、「普通」を知ることがまず大切。

 

普通とは「いいもの」が分かること。

普通とは「悪いもの」が分かること。

その両方を知ったうえで、「一番真ん中」が分かるということ。

   

このプロセスなくして最適化の道はない。

センスが良くなりたいならまず、普通を知ることが大切。

  

ならば、普通を知るにはどうすればいいかと問われれば、知識を得ること。

知識というものは紙のようなもので、センスとは絵のようなもの。

紙が大きければ大きいほど、自由でおおらかな絵が描ける可能性が高くなる。

 

センスとはひらめきではなく、知識によって形成されるのです。

ですので、こうやって本を読み、備忘録として書き続けることは、センスを磨いてるということなんですね~

 

けして背伸びをするのではなく、周りの環境や自分の身の丈を知り、センスのある生き方をしたいもんですね~

  

★ハッとしてグッとポイント★

イノベーションとはゼロベースで何かをつくることではなく、「1から2をつくる」「AにBを掛け合わせてCにする」といったこと。やはり、知識の組み合わせってことですね。無では何も生まれません。


読んだら忘れないための備忘録

歳を重ねるにつて、読んだ端からすぐ忘れては、本屋でお気に入りの本を手に取り、帰ってみたら、自宅の本棚に全く同じものがある光景に辟易してしまう。 そんな負の連鎖を極力避けるべく、またせっかくの学びをより確かなものにするための備忘録です。

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