私サイズの小さなカフェ

渡部和泉 著 / 

 

私はカフェが好きだ。

こじんまりした雰囲気のある空間がいい。

好きな読書にふけるのも、甘いもの欲しさの休息もいい。

  

私は仕事がら自転車も好きだ。

タイトなウエアに身を包んで、愛車で駆け抜けるのがいい。

風を感じながら、自分の脚で駆け抜けるのがいい。

  

澄んだ空気の中、息を切らし、疲れた身体を癒してくてる場所を探してみる。

しかし、私が好んで走るコースには、サイクリストが気軽に腰を据える場所がない。

汗だくのウエアで入っていくのも気が引けるし、何より大切な愛車を安心して駐車できるスペースがない。

  

お洒落な空間で格別美味しい食事をしたいわけではなく、汚れや汗の臭いを気にせず、リフレッシュできる、サイクリストに優しい場所があったらいいのにな。

  

気の合ったサイクリストと語り合い、愛車の自慢話に少しくらい耳を傾けてやってもいい。

今年のマイヨジョーヌ候補がフルームであったり、コンタドールであったり、熱く語り合うのもまたいい。

  

そこに美味しいコーヒーと身体を回復させるパスタがあればなおいい。

そこで集まり、解散し、いつ立ち寄っても、ほっと一息つける優しい空間がいい。

  

あったらいいな、そんな場所…

  

そうだ、自分で創ってみよう!

  

★ハッとしてグッとポイント★

無理せずはじめて、長く続ける「自分らしいカフェ」。

読んだら忘れないための備忘録

歳を重ねるにつて、読んだ端からすぐ忘れては、本屋でお気に入りの本を手に取り、帰ってみたら、自宅の本棚に全く同じものがある光景に辟易してしまう。 そんな負の連鎖を極力避けるべく、またせっかくの学びをより確かなものにするための備忘録です。

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