本音で生きる

堀江貴文 著 / 

  

ホリエモンはいつも本音で生きている。

彼にしてみれば、自分の考えを素直にストレートに語ることが当たり前。

なぜ言いたいことが言えないのか、それ自体が考えられない。

  

人が集まり、集団を形成すると、なかなか素直に自分の意見が言えないこともある。

違う意見を言って、相手を不快な思いにさせたくないとか、怒られはしないかとか、集団の和を乱してしまわないのか…

  

ホリエモンは、数々のメディアで本音で語り、時にはその過激な発言に様々な反発を喰らうことが度々ある。

さらに多くの著名人と対談をし、大きく意見が食い違い、いつまでたっても平行線で、分かり合えないことがあり、怒声や罵声を浴びせられることもしばしば。

  

しかし、彼はそれでいいと言う。

  

意見が食い違っても、永遠に分かり合えなくても、ただひとつ明確に解ったことがあるから。

  

「この人とはいつまでたっても分かり合えない。永遠に平行線のまま」ということが、解ったから。

だから、相手を言いくるめたり、怒りに負かせることはしない。

  

「分かり合えないことが、解った」

  

それが重要なのだと。

それはお互いに本音で語り合ってこそ解ること。

それを受け入れることで、また新たな考えや思想が生まれるのだと。

だからけして相手を嫌いになったり、おとしめたり、馬鹿にすることはない。

  

これって…凄いごとではないのか!

  

だって、人類の歴史上、けして途切れることもなかった戦争。

この原因の元は、お互いの主義主張や思想や宗教間の違いで起こるもの。

それを力任せに自分の考えにねじ伏せようとし、血が流れる。

  

他者とは考えや思想が違って当たり前という大前提に立ち、その違いを何の制約もなしに容認し合えば、争いごとはなくなるのでは…!

  

当たり前ちゃあ、当たり前。

そのことを再認識し、気づかせる堀江貴文氏、やはり彼は凄い!

  

他者に何を言われようが、ありのままの姿で生き続ける生き様は、やはり凄いことなんだ。

  

★ハッとしてグッとポイント★

本音で生きられない理由は、「自意識」と「プライド」。

実際にあなたのことをそんなに注目している人は、そうはいない。

読んだら忘れないための備忘録

歳を重ねるにつて、読んだ端からすぐ忘れては、本屋でお気に入りの本を手に取り、帰ってみたら、自宅の本棚に全く同じものがある光景に辟易してしまう。 そんな負の連鎖を極力避けるべく、またせっかくの学びをより確かなものにするための備忘録です。

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