安売りするな!価値を売れ!

藤村正宏 著 / 

  

売れる商品はない。

「売れる売り方」があるだけだ。

 

爆発的な商品力により、一時的に売れる商品は稀にあるが、あったとしても直ぐに後追い商品が出て、売れなくなる。

 

売れる商品を期待するより、今あなたが扱っている商品、サービスを売れる売り方で、売る方が実は簡単なのである。

  

人はその商品、サービスのスペックや開発力、他社との比較をいくら並べ立てても見向きもしないもの。

要は消費者にその商品、サービスを利用してもらい、どの様な体験が得られるのか、大事なのは「体験を売る」という視点。

 

その体験こそが、その商品、サービスの「価値」である。

他にない価値を創出して、その価値をしっかりと伝える。

それが安売りなどせずに売り上げを延ばす秘訣である。

 

そしてその独自の「価値」を伝えるためには、ターゲットを絞り込む必要がある。

「20代から30代の女性~」などではなく、身近にいる具体的な誰か、まで絞り込む。

そうするとターゲットがより明確になり、メッセージもより具体的に「個性」が出てきます。

 

個性がない情報は、他の情報に埋もれるばかりか、素通りされ、数多くいるライバルたちの中から選ばれなくなる。

一番の問題点は「個性」がないこと。

  

だから商品の「価値」に「個性」を加える。

 

なに、「個性」を加えるのは意外に簡単。

 

それはあなた自身の「個人のブランド」を付加すること。

自分の「楽しい!好き!得意!」を押し出し、なぜこのビジネスをやっているのか、こんな風にみんなを喜ばせたい!みんなと感動、喜びを共有したい!と謳えばいい。

 

そうすれば誰にも真似できない独自の個性が生まれる。

 

個性を出すことでお客さんとの関係性も深まり、選んでもらえる様になり、リピーターになってもらえる確率が高まる。

 

景気が悪くなったり、不況になった場合、そのリピーターが助けてくれる。

売り上げの土台を支えてくれるのです。

  

だからこそ、今の物が売れない時代には、関係性が最も大切なんです。

 

うん、なかなかワクワクしません?

この方程式。

 

明日も仕事、頑張ろう。

 

★ハッとしてグッとポイント★

選んでもらえない、買ってもらえない、その原因はちゃんと「価値」を伝えていないということ。

読んだら忘れないための備忘録

歳を重ねるにつて、読んだ端からすぐ忘れては、本屋でお気に入りの本を手に取り、帰ってみたら、自宅の本棚に全く同じものがある光景に辟易してしまう。 そんな負の連鎖を極力避けるべく、またせっかくの学びをより確かなものにするための備忘録です。

0コメント

  • 1000 / 1000