世界中のエリートの働き方を1冊の本にまとめてみた
ムーギー・キム 著
世界各地でグローバルに働く、トップエリートと言われる人々。
ハーバードやスタンフォードなどの一流のMBAを卒業し、ゴールドマン・サックスやマッキンゼーなどの超一流の投資銀行やコンサル企業で活躍する。
そんな彼らの働きぶりや企業で生き残る策略、はたまた結婚生活や友達付き合いなどのプライベートまで、面白おかしく描いている。
超一流の学歴と家柄を持ち合わせた彼らの仕事ぶりは、多忙を極める。
勝つことへの意欲が強く、完璧主義者で、細部にまでこだわりが強い。
特にお金には驚くほど細かい。
資産運用を主な仕事にしている彼ら。
形ある商品を提供してるのではなく、目に見えない信頼と信用を売るビジネスなので、おのずと何においても細くなる。
特にお金に細かいからこそ、他人はお金を預けたくなるもの。
また彼らは自己ブランディングに余念がない。
自分の仕事ぶりやキャリアをアピールし、「誠実で信頼できる」という評判を得ることが、将来的な仕事に繋がるからだ。
そして、成功するには年上の人に可愛がってもらえる「おやじころがし」が上手でなければ生き残れない。
余談ではあるが、その点においては、楽天の三木谷氏の方が、元ライブドアのホリエモンより、はるかにうまかったのであろう。
とまあ、このようなトップエリートの中で、生き残り、成功するには、仕事の能力はもちろん、様々な人脈、先を読む力、時には同僚を出し抜く狡猾さも必要だ。
またプライベートでは、早期に離婚するケースが、圧倒的に多いようだ。
経済的に独立しているので、相互に依存することがない、よって仕事同様、費用対効果がなければ即決断。
それに世界各国飛び回る生活なので、コミニケーションが希薄であり、別れても、次々別の女性が寄って来る。
老年の創業者に何度も懲りずに孫ほどの若い女性と結婚し、離婚を繰り返すというケースが多いいのもうなずける。
また、社員採用に「美人枠」というものがあり、社員の結婚相手候補目的で、才色兼備な女性を採用する企業まである。
研修期間が終了した途端、上司と結婚し、退社ということもあるようだ。
あまりというか、全く関わりのない世界だけに、参考にはならないまでも、とても新鮮で興味深かった。
★ハッとしてグッとポイント★
大成功するにつれて質素な服装を好むのは、「ブランドに頼らなくても、自分自身がブランドだ」という強烈な自己顕示欲と自信の裏返しにも思える。
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