ドミノ

恩田陸 著 / 


総勢28人もの人物が、ある蒸し暑い夏の午後に東京駅という場所で、様々な事情を抱えながら、居合せるという物語り。


登場人物は、生命保険会社のスタッフであり、オーデションを受ける子役だったり、青年実業家、警察OB、元暴走族のピザ屋の店長だったり、過激派のメンバーだったりと、一見接点のない者同士に見えるが…


見知らぬ者同士がすれ違う一瞬、運命のいたずらか、それとも必然なのか、点同士であるはずの者が、何の因果か、徐々に線で繋がっていき、予測不可能な速度で、まるでドミノが倒れて行くかのごとく、クライマックスに突き進んでいく!


ゆっったりとした歩幅から、タイムリミットが迫るラストスパートまで、読み応えのある、パニックコメディの傑作!


ハラハラドキドキ間違いなし、楽しんで下さい。

読んだら忘れないための備忘録

歳を重ねるにつて、読んだ端からすぐ忘れては、本屋でお気に入りの本を手に取り、帰ってみたら、自宅の本棚に全く同じものがある光景に辟易してしまう。 そんな負の連鎖を極力避けるべく、またせっかくの学びをより確かなものにするための備忘録です。

0コメント

  • 1000 / 1000