ドミノ
恩田陸 著 /
総勢28人もの人物が、ある蒸し暑い夏の午後に東京駅という場所で、様々な事情を抱えながら、居合せるという物語り。
登場人物は、生命保険会社のスタッフであり、オーデションを受ける子役だったり、青年実業家、警察OB、元暴走族のピザ屋の店長だったり、過激派のメンバーだったりと、一見接点のない者同士に見えるが…
見知らぬ者同士がすれ違う一瞬、運命のいたずらか、それとも必然なのか、点同士であるはずの者が、何の因果か、徐々に線で繋がっていき、予測不可能な速度で、まるでドミノが倒れて行くかのごとく、クライマックスに突き進んでいく!
ゆっったりとした歩幅から、タイムリミットが迫るラストスパートまで、読み応えのある、パニックコメディの傑作!
ハラハラドキドキ間違いなし、楽しんで下さい。
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