死ぬほどの読書
丹羽 宇一郎 著 /
元伊藤忠商事社長にして、ビジネス界きっての読書家が、本を読む人にしか分からない、読書の極意を伝授します。
著者、丹羽氏は、本を読む時間を作るために、わざわざ郊外に家を買い、その通勤時間を読書に費やすという強者。
まず人間にとって一番大事なのは、「自分は何も知らない」と自覚するこである。
読書はそのことを身をもって教えてくれる。
何も知らないという自覚は人を謙虚にし、常に何かを学ぼうとする姿勢になり、その人の成長に繋がる。
知識や情報は受け身だけではならない。
ネットに流れる情報の洪水を浴び続けるのではなく、「なぜ?」「どうして?」と能動的に本を読めば、知識や情報を得るだけでなく、考える力が磨かれる。
考える力は、生きていく力に直結する。
論理的に考える力を身に付けるには、読書は実に効果的である。
本で出会う言葉と人生の体験は、必ずどこかでリンクし、互いにキャッチボールをしながら、その人の人生をつくっていく。
つまり本で読み、心に刻まれた内容は、必ず生き方に反映する。
大きな決断をしなくてはいけない時、反省しないといけない時、トラブルに巻き込まれた時、様々な局面で、無数の言葉が知らず知らずに生きてくる。
読書を多く重ねてきた人は、それだけたくさんの著者と出会い、その人たちの声を頭の中で常に響かせているのだ。
限られた人生の中で、経験できることはごく一握り。
そんな世の中、知らないことだらけの限りある時間で、たくさんの人たちの経験や知識、意見や考え方などを学びたいと、今では読書なしでは生きられぬ、活字中毒と成り果てました。
でも、多分死ぬまで読みきれない程の本と格闘しながら、今日も読書にふけります。
★ハッとしてグッとポイント★
本にお金を使うことは自分を成長させるための投資であり、後からいろいろな形となって必ず生きてくる。
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