新版 安売りするな!「価値」を売れ!

藤村 正宏 著 / 


どんなに優れた商品でも、どんなに素晴らしいサービスでも、代わりになるものは、探せば必ずある。


これだけ多くの商品が氾濫している市場で、お客さんに選んでもらうには、選ばれるだけの「価値」がなければならない。


すなわち、そこでしか手に入らない体験や、感動、演出、心地良さなど、独自の「価値」があれば、他の競争には巻き込まれず、素直に手に取ってくれる。


例えば、心の底から楽しめることを考え、それを必死にやり尽くすぐらいやってみる。

するとそれが後に「価値」となり、そこに共感してくれる人が向こうからやってきてくれる。


商品や味は真似できるが、思いや哲学は真似が出来ないからだ。


しかし、例え「価値」があったとしても、しっかりと多くの人に伝わってなければ、その「価値」はないものと等しい。

だから今の世の中、SNSを通して、より多くの人に情報を発信して行くことが、何よりも最優先になる。


いくらお店にいいものを並べていても、それだけ人が集まってくる時代ではない。

あなた自身の思いや情熱、こだわりといった、独自のフィルターを通して、情報を常に発信し、それに対して共感し、感動してくれた人たちと深い関係性を築く。


この共感してくれる人たちとの結びつきこそ、景気や流行に左右されない、あなた自身への顧客となってくれる。

SNSでの繋がりこそが信頼の証になる。


時には、お客さんを巻き込んで楽しむ、そうするとあなたを中心としたコミュニティが自然に出来上がり、多くの人に喜んでもらえるのだ。


革新的な技術やサービスでその業界のスタンダードにならない限り、商品やサービスの力だけで、売れ続けることなどもう出来ない。

「売る」ためには「価値」が必要不可欠となる。


スティーブ・ジョブズは語る。

「どんなことがあっても、時間をかけてもいいから、好きなことを見つけなさい。

挫折しても失敗しても、好きなことなら情熱を傾けることが出来るし、も一度立ち上がることが出来るから」


「好き」を追求することが、大きな「価値」となる。


★ハッとしてグッとポイント★

人間は同じものを買うのなら、より関係性の深い方から買う。

読んだら忘れないための備忘録

歳を重ねるにつて、読んだ端からすぐ忘れては、本屋でお気に入りの本を手に取り、帰ってみたら、自宅の本棚に全く同じものがある光景に辟易してしまう。 そんな負の連鎖を極力避けるべく、またせっかくの学びをより確かなものにするための備忘録です。

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