仕事の超基本 50

出口治明 著 / 


働き続けても楽しくない場所にいても、人は成長しない。

置かれた場所で咲かなければ、広い世界に飛び出した方が人生は楽しい。

待っていても自分の取り巻く世界は変わらない。

行動しなければ世界は変わらない。


長年、業界最大手の日本生命で働き、普通であれば定年という年齢で、日本の戦後初となる独立系生命保険会社「ライフネット生命」を開業。

そして現在は立命館アジア太平洋大学の学長に就任。

「生涯現役」の遅咲きの出口氏が心がけてきた行動原則。


「人生を慌てない」


やりたいことが見つからなければ、見つかるまで探せばいい。

しかし、人生は〝凧あげ〟に似た意地悪なもの。

大切なことは、風が吹いてきたなと感じた時に、すかさず凧をあげること。

風はいつ吹くのか、それは誰も分からない。

だから、いつでもその「準備」だけは怠らないようにする。


この「準備」という言葉は、「自己投資」という言葉に置き換えられる。

私たちにとって一番の投資は、貯金や株式ではなく、自分自身への投資である。


「人から学ぶ、本から学ぶ、旅から学ぶ」


この原則は40代、50代、ずっと変わらない。

自分のアンテナに引っかかったものは、片っ端からインプットすると決めてかかった方が近道である、「好きこそものの上手なれ」。


慌てず風を待つ。

そして自分が何歳であっても、風が吹いた瞬間、そのチャンスを掴むこと。

そして何事にも楽しさを見出す知恵があれば、どんな環境の変化にも、楽しく自然に対応していくことができる。


これさえ身に付けておけば、いつでもどこでも働けるから。


★ハッとしてグッとポイント★

量が質に転化する瞬間まで、筋トレを重ねるように「自己投資」で汗をかく。

読んだら忘れないための備忘録

歳を重ねるにつて、読んだ端からすぐ忘れては、本屋でお気に入りの本を手に取り、帰ってみたら、自宅の本棚に全く同じものがある光景に辟易してしまう。 そんな負の連鎖を極力避けるべく、またせっかくの学びをより確かなものにするための備忘録です。

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